2016年3月25日金曜日

タイ視察日記 その3








見事な赤土の大地ですが、土が良くなるにつれ
色がかわってゆくのが分かります。
灌水はため池があり
この地下水も赤土の成分が含まれるので一工夫しておられました。

ファームで採れたお野菜を使った食事を振舞って
いただきながら、さまざまなお話を伺いました。

「どんどん外に出ること。」と
おしゃられていた事が印象的で
畑仕事となると場所への"縛り"の様な
感覚の中で動いてしまいがちでした。
作ったものを売る。
受け身ではいけませんね。
見聞を広める事然り、市場調査然り、
勿論、良い物ありきではありますが、
他者からの学びや、消費者からの学び無しでは販売には繋がらない。
ゆったりした空気の中で先駆者からの穏やかな話を聞き
自己を振り返る時間でした。


加工品。
どうしても作りたかった事。
頑張ろう!




2016年3月12日土曜日

タイ視察日記 その2







バンコク北部に位置するカオヤイ山脈麓にある
ナチュラルハーモニーへ見学に行きました。
バンコクでのオーガニック野菜といえば有名なこちらに
今回訪問する事が出来てとても有意義な経験となりました。

前回の投稿でも載せています各国の有機認証を取られていて、
加工品やタイのハーバルボール、野菜等と多分野に渡って
オーガニック商品を作られていました。

タイ野菜の数々もさながら、
レタスや日本人好みの野菜も作られているのに驚きです。
「夏は虫が付きやすいので軟弱野菜は難しい」
という固定概念が一気に崩れました。

有畜複合農業の形態に現在はなられていて、
ニワトリと牛がいましたがこの暑さに関わらず臭いがほぼ無い。
EM菌の力を使って管理されているのですが
その培養液を農場の作物等から自社製品として作っているそうで更に驚きです。

畑の堆肥に関しても、稲藁、籾殻、草、くん炭、等から堆肥化してあり、
様々なものがこちらの圃場の中で循環しています。
お米に関しては提携の別の村で同じ農法にて米作りをしてあり、
堆肥の稲藁はもちろんそこから運んでくるそうです。


ここまでの、規模のファームを作り上げるには
大変な苦労があっての現在だったそうですが
訪問した私達に丁寧かつ親身にお話して下さり、身に沁み入る言葉の数々でした。

大賀さんがタイでファームを始められたのが43歳の時だったそうで、
43歳直前に訪問した私としては
妙なモチベーションが上がってしまいました。

人生、今からまた頑張り直そう。
と心に決めた誕生日でした。